みなさま、こんにちは。ちとせの出口です。
先日、なんと5ヶ月ぶりに出社しました。
その日の午後に人に会う用事があり、久しぶりに名刺が必要になったからという理由なのですが、久しぶりすぎてそわそわドキドキ。
懐かしさと緊張感がありつつ、でも意外とすぐに馴染めてしまうというか、その頃の感覚をすぐに取り戻すというか・・・。
どこかで味わったことあるなーと思ったら、母校に遊びに行くときの感覚でした。
まさか、勤めながらにして自分の会社にそんな感覚を抱く日が来ようとは。
● 駐マレーシアの岡大使がちとせ農場(キャメロンハイランド)にご来訪されました!
● [東南アジアの現場から] マレーシア クチン編 第四章
● 藤田が京大特任教授に就任
● 総勢300名の皆さまに、新規事業開発の特効薬〜ふじたメソッド〜をお届けしました
● 新しいメンバーを紹介します
● 編集後記
● 駐マレーシアの岡大使がちとせ農場(キャメロンハイランド)にご来訪されました!
8月8日、駐マレーシアの岡大使夫妻がキャメロンハイランドのちとせ農場にご来訪されました!来訪に至った経緯や当日の様子を、キャメロンハイランド在住の片岡からお届けします!
“眼前に広がる菊農場を覆う朝霧が、柔らかな薄青の下で朝日を浴びてとろんとした黄金色の湖を作っている。美しい朝だ、これは必ず晴れる。来訪される岡大使をお迎えするにはもってこいの天気で安心したのを覚えている。”
岡大使との出会いは、2月に開かれた天皇誕生日祝賀レセプションに弊社のちとせいちごやちとせ野菜の展示をさせていただいたことに遡ります。
小さなブースに居を構えていた我々の所にもお声かけ下さり、これからのマレーシアでの活動を激励してくださいました。
岡大使は愛媛出身ということで、隣のブースの「せとか」(愛媛のミカン品種)が本命であったのかもしれませんが、私は「ちとせ」が本命だったと今でも信じている愚か者です。。
それ以降、来賓があるときは度々ちとせいちご・野菜を使っておもてなしをされていたそうで、生産者としてとても嬉しいことでした。
その背景があって、来賓に紹介するからには自分の目で現場を見たい、というお声を頂戴して今回のご来訪が実現しました。
昼食場所のホテルでお迎えした時に、黒い車の先端に取り付けられた白地に赤丸の遠慮がちな小さな国旗が見えた時は、心が躍るとともに、私は日本人なんだということを思い出しました。
キャメロンハイランド名物の「休日大渋滞」の影響もあり、駆け足となってしまったため、中華料理を食べながらの説明になってしまいましたが、ちとせ全体が目指している光合成基点の社会の話や、それを目指してどのようなプロジェクトが動いているのか、をお話ししました。
日本で医療に携われていた大使夫人と、我々の野菜を調理してくださる公邸料理人、農林水産省から出向されている方も参加されていたので、話は世界の食文化、健康、農業、環境と様々な分野の話題で盛り上がりました。
生き物については少々喧しいくらいにお話ししてしまったため、「生き物に関してはちとせに聞け!」と感じてもらえたのではないでしょうか。
農場視察では、どのようにローカルに適した栽培管理を行っているか、安全性や環境配慮について紹介しました。
皆様それぞれ違う視点で興味を持っていただいて、むしろ我々が考えさせられる質問を投げかけてくださり、良い勉強となりました。
マレーシアにおける農業のMade by Japaneseとその挑戦について十分にご覧いただけたと思っています。
昨今では東南アジアにおける日本のプレゼンスが落ちてきていると感じはしますが、まだまだ日本コンテンツや日本人の強みは十分に感じられます。
今後も日本大使館や農林水産省のサポートを十分に活用させていただいて、マレーシア、さらに東南アジアの農業を盛り上げていくんだ、と考えるとワクワクします。
日本品質を守り、東南アジアの方々へ、安全で美味しいものをお届けし続けられるように、日々できることを坦々とこなしていきたいと思います。
“農は一日してならず”
在マレーシア日本国大使館のFacebookでも紹介してくださっています!
【Ambassador Oka’s visit to Chitose Agri Laboratory Sdn Bhd】On 8th August, Ambassador Oka visited Chitose Agri…
Embassy of Japan in Malaysia (在マレーシア日本国大使館)さんの投稿 2020年8月11日火曜日
岡大使夫妻、中井様、濱名様、誠にありがとうございました!
視察いただいたちとせいちご、元々はシンガポールのみで展開していたのですが、昨年からマレーシアのクアラルンプールでも販売を開始しました。8&9月の2か月間は、マレーシアのマンダリンオリエンタルKLとのコラボでアフタヌーンティーのメニューにちとせいちごを使用いただいております。そのお披露目会にて弊社の川合が取材を受け、記事にしていただいたので紹介します。
#PINPALATE:不用出国也能尝到日本草莓下午茶(by 品)
※「品」はシンガポールとマレーシアで発行されているライフスタイルマガジンです。
These Japanese Chitose Strawberries Will Brighten Your Afternoon Tea At The Mandarin Oriental, KL(by Robb Report MALAYSIA)
※Robb Report MALAYSIAは、マレーシアと東南アジアの読者に関連するトップブランドの詳細な情報を提供しているメディアです。
土地も何もなかったところからいちごの栽培を始めて独自の販路や物流も開拓し、今やいちごだけでなくトマトや水菜、ほうれん草、コーン、ネギ、大根、旬菜、9月からはメロンもスタートさせるなど、ちとせ野菜のラインナップも実に充実してきました。
以前こちらの記事(▷マレーシア産 “日本品質いちご” をきっかけに、アジア農業の未来をつくる)でご紹介してから随分と事業が拡大したので、その成長っぷりを近々ひとつの記事にしてご紹介したいなあと思っています。
また自由に行き来できる世界になり、シンガポールやクアラルンプールに訪れる機会に恵まれた際にはぜひ、現地にてちとせ野菜をご賞味ください!
● [東南アジアの現場から]マレーシア クチン編 第四章
ちとせグループは、今や2割のメンバーが東南アジア(シンガポール、マレーシア、ブルネイ)に在籍しています。そして、いわゆる「大規模な現場」のメインはそれら東南アジアにて展開しているのが現状。つまり、現場感は東南アジアからしか伝えられない!私が毎回取材しに行くわけにもいかないし、何より現地に入り込んで日々奮闘しているメンバーに書いてもらったほうがリアルが伝わるはずと考え、昨年より「東南アジアの現場から」シリーズをスタートさせました。
第二弾は、マレーシアのクチン編。クチンは、ボルネオ島(カリマンタン島とどちらの名前に馴染みがあるのでしょうか)の北西部に位置し、マレーシアの中でも独自の文化が色濃く残り、1つの国に近い形態をとるサラワク州の州都です。ここクチンにて、熱帯環境下における世界最大級の藻類培養設備を建設し、藻類産業を興すプロジェクトが動いています。2年半にわたりクチンにどっぷり入り込みプロジェクトを動かしてきた遠藤が、全5回にわたりクチンからお届けします!
第一章:藻類産業の実現可能性を求めて、クチンに降り立つ
第二章:藻ガールの本領発揮! ‐藻類の採集・単離・ライブラリーの構築‐
第三章:屋外大規模培養を見据えた、小規模屋外培養試験の実施
第四章:開所式典を迎えるまでに ←今回はココ
最終章:様々な活動とオフの時間(未公開)
第四章:開所式典を迎えるまでに
拡大培養用に考案した試作PBRの設計を基にして、2017年11月より1000-m2パイロットプラントの建設が着工された。今思い返しても、プラント建設はトラブルと苦労の連続であった。建設作業が進む中で、再施工が必要となる様々なトラブルが続発したのである。一例を記せば、貯水タンクへの “注水箇所” はタンク上部に導入するのが常識であるのに対し、なぜかタンク底部に導入されたのである。これではどうやってタンクに貯水するのであろうか? 挙句には「こういう設備の建設は、日本人が上手いんだよ!」などと言われたほどである。
結局、建設業者が施工できない細部の工事や、時間が掛かり過ぎる工事などは、ホセと遠藤で修理・改善・改造を施したのであった。拡大培養の専門家というのは、ある時はコンサルタントであり、またある時にはエンジニア,大工仕事,作業員であったりするため、“何でも屋” と言い換えられる。建設中は、過去の資材調達で苦労した、小売店の様々な情報に助けられる事となった。その後も様々な苦難を乗り越えて、1000-m2パイロットプラントは着工から1年後の、2018年11月に完成を迎えた。
プラントが完成してから数ヶ月間は、運用方法についてSBC研究員への技術トレーニングが行われた。その後に、海産養殖業における給餌飼料や藻類オイル事業にも応用が可能な藻類種をSBCライブラリーの中から選抜。此れまでに培ってきた種々の培養条件を基礎にして、その藻類種を使用した屋外大規模培養における安定培養の実証や、生産藻を用いた藻類開発事業に向けた共同開発試験が開始された。そして併せて、開所式典に向けた準備も開始されたのであった。
ここで新しい仲間を一人紹介したいと思う。
同時並行で様々な作業を進める必要に迫られた現場側は、過密スケジュールとなり、完全なマン・パワー不足に陥ってしまったのだ。そこで、ちとせ研究所の新入社員である松崎 巧実が、2019年4月より本プロジェクトに参加した。松崎は、大学院を卒業したばかりの新社会人であり、パスポートを得るのも、海外に出かけるのも人生初の経験。それなのに入社してから2週間後には、クチン@マレーシアでの滞在を開始したという、勇気と行動力に溢るる若人である。それだけでも驚く処であるが、完全な若手に経験という大きな財産を築くチャンスを与えた、弊社の方針にも驚いた。2重の意味で驚いたのを、今でも鮮明な記憶として覚えている。
松崎に、4ヶ月間に及ぶ英才教育という名のシゴキ? を与えて、現場での動き方・安全について叩き込んだ結果、培養した藻類の収穫・再展開,産業遠心機を用いた収穫藻の濃縮など、プラント運営に関わる業務全てを自由自在に組み立てられるように成り、入社してから7カ月後には、教える側の立場にまで成長した。世の中に、藻類プラントの運用が可能な人間はいったい何人いるのだろうか? という疑問が頭を過る一方で、松崎が「英語はできないです!」「配管が外れました! 藻、洩れました!!」などと騒いでいた当時を、懐かしく思い出す。
※松崎は現地で大活躍の後、昨年末に日本に帰国している
2018年11月に培養プラントが完成してから9カ月間、時に衝突したり、喜んだり、また様々な悲鳴を聞きながら走り抜けて、2019年8月27日に1000-m2パイロットプラントの開所式典を迎える事ができた。誰よりも早く、緑一面の培養風景を独占できるのは、現場人員に許された特権だと思う。式典当日は、藻類の商業利用を紹介する特設ブースが設けられ、今後の藻類産業の展望や、各種微細藻類の産業用途、また既存の商品などが紹介された。式典では、開催の挨拶をSBC議長であるYang Berbahagia Tan Sri Datuk Amar Wilson Baya Dandut氏(タンスリ)が行い、サラワク州知事による演説、そして三菱商事株式会社からは太田氏(執行役員)より御言葉をいただいた。また、日本大使館からは公使が、経産省からは室長が来てくださり、彼らと並んでちとせの代表である藤田も前列のVIP席に着席した。開所式典の後は1000-m2培養設備へと移動し、SBC研究員による設備の説明を伴った視察が行われた。最後に培養設備の北側に、州知事による記念樹の植林が行われ、式典は閉幕となった。
開所式典には非常に多くの方々にお越しいただいた。式典そのものは午後より開催されたが、午前中に来訪された方々も多く、午前中の訪問者数は353人。また、式典に参加された来訪者数は431人であり、8月27日の来訪者数の合計は延べ784人に及んだ。また、来訪いただいた方々の所属は、州政府機関,連邦政府機関,大学,現地企業,国際企業など、延べ426団体に上った。非常に多くの方々に藻類産業の現状や、プロジェクトの意義・貢献度、そして将来への可能性を伝えることができた。この日を迎えるために築き上げた、7年間であった。
*筆者:遠藤 政城 (Tech & Biz Development Div. Experienced BioEngineer)
ちとせに入社してから、主に藻類の屋外大規模培養を担当。此れまでに横浜,鹿児島,タイにて屋外培養を成功させた経験を有す。藻類の専門家として見られがちだが、実は繊毛虫:テトラヒメナなどの原生動物が専門。
2019年8月27日に開催した、1000-m2パイロットプラントの開所式典の様子はこちら
「マレーシアは今後、バイオマス産業の主要な舞台になる」 ──ちとせグループ主催 マレーシア視察の様子をダイジェストでお届けします
● 藤田が京大特任教授に就任
京都大学の産官学連携本部に本年4月より「循環型バイオ事業開発研究部門」が開設され、藤田が特任教授に就任しました。
この講座では、”社会課題を解決する事業を生み出すために事業と技術との関係性はどうあるべきか”を体系的に整理することを目指しています。
近々WEBサイトがOPENする予定です。
以下はサイトに掲載予定の藤田の所信表明ですが、一足先に皆さまにお見せ致します。
『私は、20年以上に渡って、様々な立場で新規事業を立ち上げることを生業にしてきました。私が社内外の多くの方々とともに現場で奮闘・格闘してきた新規事業立ち上げの現実は、自らの汗をかくことはせず、客観的な立場で起業を支援することを生業とする方々が、小綺麗な方法論として整理している物語とは大きく異るものです。
私の残りのキャリアも現場で奮闘するプレイヤーとして積んでいくことを強く望んでいますが、一方で、私のような立場の人間からするともはや虚構としか感じられない小綺麗な方法論として整理された起業物語だけを、若いやる気に満ちた人材が信じてしまい、不要な遠回りや、不幸せなキャリアを積ませてしまう実態をこれ以上放置することは、日本社会の為にはならないと大きな課題意識を持っています。
私は、自らも現場のプレイヤーとして格闘しながら、それとともに日本社会において、時間も資金も大きく掛かるバイオ分野での新規事業立ち上げを、より現実的で実践的な方法論として整理することで、若い世代に無用な遠回りを強いないことを使命として生きたいという意志でこの研究室を立ち上げました。』
● 総勢300名の皆さまに、新規事業開発の特効薬〜ふじたメソッド〜をお届けしました
8月4日に、『新規事業に悩めるあなたへ特効薬をお届けします 〜ふじたメソッド〜』と題した無料のオンラインセミナーを開催しました。
過去最高の参加者数となり、満足度も95%と大変ご好評いただきました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました!
以下にセミナーの資料を公開しておりますのでぜひ御覧ください。
◯セミナー資料:
新規事業の立ち上げに直接役立つヒントから、目まぐるしく変わるこの時代における事業のあり方、組織のあり方、働き方についてのヒントも満載の内容でした!
わたし自身、司会として参加しながら講演を聞いたのですが、「事業を立ち上げる上で意識し続けるために必要な12個の工夫」は、特に実感を持って納得できる内容で、ちとせの組織体制やちとせの文化を理解するのに本当に最適な内容だと感じました。
新規事業を生み出すのに最適な組織の形になっているのだということを実感するとともに、この仕組みを社外の皆さまにも活用いただいて、共に新しい価値を世に生み出していけたらなと思いました!
● 新しいメンバーを紹介します
ここ半年で新たに加わってくれたメンバーを紹介します!
◯J.N.(Tech & Biz Development Div.)
私がちとせグループに入社した理由は、自らの夢を藻類プロジェクトに見たからです。
大学で微生物学に出会ってからは、その魅力に憑りつかれるように研究をしてきました。
微生物を増やしそこから役立つ物質を抽出する、そのプロセスそのものが楽しくて仕方がなかったのを覚えています。
大学時代は趣味のようなものでしたが、夢として明確に形作られたのは、今号のHOTTOPICS「東南アジアの現場から」でも題材となっているクチンでの藻類大規模培養PJに関連するマレーシアツアーに参加してからになります。ツアーで目にしたのは、まだ発展途上ながらも実現したい未来に向けて現地で奔走する方々の姿でした。何よりも印象的だったのは、メンバーの方々が現状に満足せず、ヘクタール規模の大きなPBRの建造を夢見ていたことでした。
見渡す限り一面の藻類畑を私もちとせの一員として、目に焼き付けたい。それが私の探していた夢であると直感しました。入社して4か月、経験したことのない仕事が多く必死に走ってきましたが、チームのメンバーにも恵まれ、夢を実現するために日々邁進できています。
◯髙嶋昌利(Tech & Biz Development Div.)
私はこれまで大手電機メーカーで電気のエンジニアとして仕事をしてきました。ちとせは全く異なるフィールドですが、きっかけは、前職で農業用カメラの開発に関わったことです。ここで農業に魅せられ、現在はボランティア団体に所属して農業に勤しんでいます。そんな中で土壌における微生物の重要性を知ったのですが、現代の科学技術を持ってしても、まだまだわからないことが多い世界であることも知りました。そしてこの領域に果敢に挑戦しているちとせにたどり着き、ここで働けることを切望して入社させていただきました。
また、入社してから気付いたこととして、ちとせは想像以上のパワーと可能性を秘めていることです。資本主義社会における現代の企業は、発展なくして存続ができなくなっており、人の満足度を超えた領域においても、同じ方向に企業は発展を強いられています。それに対してちとせでは、現代社会における問題を起点とし、ここを中心に技術の進化と社会発展に取り組んでいます。「有り余る企業のパワーが間違った方向に邁進するのに待ったをかけ、人類が必要としている発展の方向に導く」そんな可能性とパワーを感じています。
◯T.S.(Tech & Biz Development Div.)
ちとせの「生き物たちの力と主に人類と地球環境を千年先まで豊かに」という考え方に魅力を感じました。
幼いころから、環境保全・砂漠緑化への関心が高く、大学は農学部へ進みました。しかし、いつしかその思いは薄れていました。化粧品会社のR&Dに所属しながら、2年ほど前からSustainabilityに関連する業務に携わり、幼いころの情熱が蘇ったところ、「生き物たちの力と主に人類と地球環境を千年先まで豊かに」に出会い、ちとせへの参画を決めました。
入社して1か月、新たに経験する仕事ばかりで必死に走っておりますが、ちとせの仲間と、「生き物たちの力と主に人類と地球環境を千年先まで豊かに」に貢献していきたいです。
◯品田幸枝(Corporate Logistics Div.)
ちとせの「生き物を完全にコントロールする」という考え方ではなく、「生き物をマネジメントし続ける」という考え方に魅力を感じました。小さな生き物にも敬意を表すように、人も大切にする組織だと思ったからです。
入社して約5カ月になりますが、瞬く間に過ぎていったように感じます。私はバックオフィス業務に携わっておりますが、社員が気持ちよく研究に専念できるように支えたいという気持ちが日を増すごとに強くなっています。今までの経験、知識を活用し、さらに広く深く視野を持ち、ちとせを通じて社会に貢献できるよう尽力してまいります。
◯小林淳(タベルモ 代表取締役 COO)
まさに世界平和。将来の人類食料が不足すると予測されるなか、その解決の為の一翼を担う。なんとも大きな夢。そんな、大きな夢を抱くタベルモ社。その夢の実現に参画し、仲間と一緒に汗をかきたいと想いました。夢だけでは生きられない。しかし、夢がなければ生きられない。これから、事業として、会社として利益ある成長をつづける事で永遠企業になる。すなわち、ありつづける。この事が、従業員の幸せ、世界の幸せに。タベルモ社の仲間は、みんな、とてもとても素敵な方々です。そんな仲間たちと一緒に、世界一を目指したいです。
◯秦野智行(Tabérumo Biofarm (B) Sdn Bhd Deputy Director)
タベルモ社にタンパク質ベンチャーとしての大きな可能性を感じ参画させていただきました。
日英の大学で10年以上、「おもしろさ」を追求した基礎生物学研究を行ってきた経験を活かせればと考えています。弊社の生スピルリナ製造販売を通じて、お客様が健康で豊な生活をおくるためのお手伝いができればと思っております。また差し迫ったタンパク質クライシスに対してタベルモ社として社会に答えを掲示できればと考えており、環境負荷の少ない持続可能なビジネスを確立するために貢献したいです。東南アジアはボルネオ島に位置するブルネイ王国での勤務となりますが、優秀な現地スタッフとともにグループの飛躍とブルネイ王国のさらなる発展にも貢献したいです。
Twitter: https://twitter.com/TomoHATANO
◯金井昌幸(タベルモ 経営管理部)
長年、製造業の経理財務を中心に管理部門畑でトラブルシューティング・業務改善を実施してきました。前職はブラジルにある自動車部品会社にて管理部門を統括しておりました。
今回タベルモに参画したのには、大きく2つの理由があります。➀様々な方と面接でお会いして「面白そうな会社」だなと素直に実感し、藻のビジネスに魅力を感じたこと。➁海外(ブルネイ)で就業でき、今までの経験も生かせ、自分も更に成長出来そうな環境ということです。
幸いに、タベルモブルネイは工場が立ち上がってまだ年数が浅いこともあり、一から組織を作り上げられるチャンスだと考えています。更に、今後の会社の成長とともに自分も一緒に成長できる醍醐味を味わえると思っています。
残念ながら、今はこのコロナ禍の影響でまだブルネイの就業ビザがおりていませんが、すぐにでも現地で働くことを楽しみに日本でブルネイをサポートしている日々です。
編集後記
4月以降、すっかり在宅勤務が板につきました。
幸いにも私は在宅の方が仕事が捗るタイプなので、個人的な支障はまったくなく、とても快適に仕事ができています。
ただ、これも仕事内容、性格、家の環境など実に人それぞれなのだということは肝に銘じておかねばなとも思っています。
今はまだ、極力人が密になるのは避けたほうが良いし、我社も「会社にこなくてもいい人は極力在宅を推奨」という形をとっていますが、コロナ云々が関係ない世の中になればきっと、「どういう環境で働くと最もパフォーマンスが出せるか」が重視される、画一的ではない働き方になっていくのだと思います。というか、そうしていきたいしそうしていくべきだなと。
そして、既にあちこちで言われていることですが、
オフィスは今後、 “偶然のコミュニケーション” のために場所になっていくのかなと、先日ひさしぶりに出社して私自身強くそのように感じました。
その一方で、SlackやZoomでしか実現できない「コミュニケーション」もありますね。
Slackではプロジェクトを跨いで情報を得ることが容易だったり、絵文字による気軽な反応ができるところがいいなと思うし、
Zoomでは、日本、シンガポール、マレーシア、ブルネイなどそれぞれの場所から気軽にミーティングに参加して議論が交わせるところがいいなと実感しています。
もちろんまだまだ工夫の余地はあるし、色々チャレンジしていきたいところです。
働き方も、コミュニケーション方法も目に見えるスピードで多様化していて、その点において私はとても心地よさを感じてます。
ただ、なんだかんだ言ってもやっぱり生身の人間っていいな、と先日出社して感じた私。
嬉しくてしっぽふりまくりの犬🐶状態だったかも・・!?