こんにちは。ちとせグループ広報の出口です。

月刊宣言をしてから2度目のHottopicsです。
あっという間すぎて、これからずっと月イチで書くのかと思うと少し恐ろしいですが、しばらく頑張ってみようと思います。月刊や週刊(!?)の雑誌を作っている方々への尊敬の念が、私の中で芽生え始めました。

〈目次〉
● ロゴマークをリニューアルしました!
● 代表藤田が語る、バイオベンチャー業界の3つの課題
● 新しいメンバーをご紹介します

●ロゴマークをリニューアルしました!

5/21(月)付でちとせグループのロゴマークをリニューアルしました。気づいてくださっていた方、いらっしゃいますでしょうか。

以前のロゴは、2015年4月、ネオ・モルガン研究所がちとせ研究所に社名変更し、本格的にちとせグループが発足したタイミングで刷新したものです。
※社名変更時のリリースはこちら

以前のロゴ。福井(社内メンバー)のデザインです。

シンボルマークの連鶴には、グループとして世界に羽ばたくという意味合いを込めていました。流線型のデザインが美しくとても気に入っていたのですが、千年先まで続く事業を作り上げていくぞ!というちとせの目指すどっしりしたイメージとは少し異なる点が、ここ最近薄々と気になっていました。そこで、以前からお世話になっている画家兼デザイナーの古河原泉さんにロゴのリニューアルをお願いしたのです。

実は、私がちとせでグループアイデンティティ構築(コーポレートブランディング)の仕事を始めて、一番最初に取り組んだのが古河原さんにちとせの企業イメージ「COMPANY’S VISUAL IMAGE」を油絵で作成してもらうことでした。

当時のHottopicsに当時の写真を発見!

◯古河原さんのWEBサイトより
「作品紹介-Works-:ちとせグループ様 企業イメージ作品制作」

上記の記事に古河原さんが書いてくださっていますが、
「わたしたちそのものを感じ取り、あなたの感性で絵として描き起こしてほしい」
というのがこの時の古河原さんへのお題。我ながら無茶ぶりもいいところだなとも思いますが、彼女の感性を心から信じたいと思ったからこその依頼でした。とはいえ頼まれた側のプレッシャーは相当なものだったことと思います・・。(実際、「想像が湧き乱れて半ば頭がおかしくなっていました。」と彼女の記事に書いています。)

我が社に足を運んでいただき、ラボ見学及びちとせのメンバー14人へのヒアリングを経て彼女が感じた我々の姿を油絵で表現していただきました。

完成したCOMPANY’S VISUAL IMAGEがこちら。WEBサイトや名刺を始め、様々なツールにこのデザインを活用しています。

なんとも力強く、エネルギーに満ち溢れた作品に仕上がりました。社員一人一人が活き活きと未来を語る姿から彼女が感じとった色は「赤」だったそう。『数多くのいわゆるグリーンな取組をしている我々を緑に染めないのが彼女の感性であり、この人にお願いして良かったと思いました』と当時のHottopicsで代表の藤田が書いていました。

このように、人そのものや、人が語る言葉の内面に宿るエネルギーや想いを感じ取り、それを形にする力が古河原さんは本当に素晴らしくて絶大な信頼を寄せています。

そして今回、以下を条件にちとせのロゴリニューアルをご依頼させていただきました。

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●ロゴマークに込める想い
・千年後に残る研究開発・事業開発をし続けるという想い

●ロゴリニューアルの条件
・モチーフは鶴(連鶴である必要性は無い。可能であれば折り鶴が良い)
・色は日の丸の赤ともう一色くらいに抑える
・シンプルで王道感があり、流行り廃りなく今後ずっと使い続けられるデザイン
・遠くから見ても、「これはちとせね」と認識できる、高い視認性
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そして、完成したロゴのシンボルマークがこちら!

当初、折り鶴の首の折り返し部分を戻しても真っ直ぐにならないデザインだったのですが、なんとか頑張って、リアルに伸ばせるデザインに仕上げていただきました。

調整前。折り鶴の顔をよ〜く比べてください

千年先まで堂々とまっすぐに見据えた折り鶴。とことんシンプルで、力強くて安心感のある、要望通りの素敵なシンボルマークに仕上がりました。そこからフォントの調整を何度も何度も何度も重ね、ちとせグループのロゴが完成しました!

 

「CHITOSE」と「GROUP」それぞれ別のフォントを使用していることも重要なポイント。

「CHITOSE」は、Trajanという2000年以上の歴史のあるフォントをベースにしたオリジナルのフォント。それに対して、「GROUP」のフォントはFuturaといって、”未来” を意味するフォント。王道を目指して最先端の技術開発を追求し続けるという我々の姿勢をフォントでも表現しています。

余談ですが、Trajanは古代ローマ帝国を統めていたトラヤヌスという皇帝の記念柱に刻まれた碑文を元にして作られたもの。今の仕事を始めてから様々なフォントを扱ってきましたが、3本の指に入るくらいお気に入りのフォントです。
Futuraはというと、なんと人類初の月面着陸を行ったアポロ11号の一行が月に残した銘版の書体に使われたフォントだそうですよ。未来という名ですが、誕生から実は90年以上も経つ歴史のあるフォントの一つなのです。

このロゴが入ることで、名刺やWEBサイトなどのあらゆるデザインに締まりが出たように感じています。藤田が生きてる限りはちとせのマークとしてずっと使っていくと宣言していましたので、長いお付き合いになることと思います。新しいちとせのロゴマークをどうぞよろしくお願いいたします。

●代表藤田が語る、バイオベンチャー業界の3つの課題

少し前なのですが、4月13日(金)、武田薬品工業の湘南研究所が「湘南ヘルスイノベーションパーク」として新たなスタートをきるとのことで、開所記念フォーラムが開催されました。

開所式の最後に、3つのテーマに分かれてトークセッションが行われたのですが、その中の1つ「ベンチャービジネスの活性化と湘南ヘルスイノベーションパークに期待される役割」をテーマにした分科会にて、ちとせグループ代表の藤田が登壇し、バイオベンチャー業界の3つの課題について語りました。

※Axcelead Drug Discovery Partners株式会社の代表取締役 池浦様からのお声がけにより登壇させていただきました。誠にありがとうございました。なお、本分科会のコーディネーターを務めていらっしゃいました。

◯育てるべきなのは社長よりも社長を支える “ベンチャー経営者”
◯上場はゴールではなく手段の一つである
◯教科書を踏まえた上で、教科書から外れたところにビジネスの成功がある

◯育てるべきなのは社長よりも社長を支える “ベンチャー経営者”

日本のバイオベンチャー業界では、活発に起業を促すための方策が語られている。しかし、足りていないのは社長ではなく社長を支える ”ベンチャー経営者” だと思う。

起業して社長になる人は放っておいても常に一定の割合で出てくるものだが、そんな社長を支える”ベンチャー経営者” は誰かが見出して意図的に育てる必要があるし、一人前に育つまでにそれなりの経験が必要となる。しかし、日本のバイオベンチャー業界の議論の中で、社長を支える “ベンチャー経営者” をどう生み育てるかという議論は殆ど見たことがない。

ちとせの場合は、経営陣を学生からスカウトするなどし、彼らに場を与えて約10年かけて ”ベンチャー経営者” を育ててきた。今も事業の律速は経営者の質と量にあると感じている。

◯上場はゴールではなく手段の一つである

ベンチャー企業を取り巻く人々の気持ちの上で、上場がゴールになってしまう傾向をよく見る。上場はあくまでもビジョンを実現するための手段や選択肢の一つでしかないのに、ベンチャー企業を成功させるための手段と目的を取り違えた議論が多いように感じる。学問をやりたくて学問をするのではなく、大学に合格するために勉強し、学問を修めることよりも大学に合格することが評価の対象になるという日本社会のあり方が、この目的と手段を取り違える事象の根本的原因なのかもしれないと感じている。

◯教科書を踏まえた上で、教科書から外れたところにビジネスの成功がある

企業経営には、しっかりとした学問体系があり、方法論や教科書が存在する。しかし、実際は教科書を踏まえた上で、教科書を超えたところにビジネスの成功があるように感じる。

多くのベンチャー企業を見てきて感じるのは、教科書を学ばずに自己流でやって失敗するベンチャーと、教科書どおりにやるだけで失敗するベンチャーの二通りが殆どであるということだ。教科書を学び理解した上で、それでも教科書どおりにやらないと心に決めるくらいの態度がちょうどいいと思うが、教科書を推進することで利益を得られる立場の人の声がご意見番として過剰に大きくなってしまっていることが、日本のバイオベンチャー業界の最大の課題だと感じている。

 

湘南ヘルスイノベーションパークは、ヘルスケア分野のベンチャー企業や大学の研究機関などが集まることで、先端医療の拠点となることを目指す施設です。それゆえ、他の登壇者の方々は創薬・医療関係の方々ばかりだった中、藤田の経験は「創薬ベンチャー」の経験ではないものの、たくさんの創薬ベンチャー周辺の人達から「なるほど。腑に落ちた。」という反響を貰っていたのが印象的でした。

●新しいメンバーをご紹介します

前回も新メンバー紹介をしたのですが、7月も新たなメンバーが加わったのでご紹介します!

sarah ahmad(経営統括@ブルネイ)
「私は昔から、「栄養」というものについて非常に興味を持っていました。また、常に製造・加工業について学びたいと考えていました。二人の支援教育を必要とする娘を持つ母として、娘達にとって適切な栄養が含まれる食事を、毎日新しく斬新な方法で用意することはとても重要なことです。ちとせグループやタベルモの企業理念や、新鮮な生スピルリナ商品そのものは、私のような新鮮で栄養価の高い食事を常に子供達に提供したいと考える母親にとって非常に心強く、これらを一緒に広めて行ければと思い参加しました。 」


編集後記

5月がタベルモ増資の発表準備やロゴ変更に伴う仕事等で異様に忙しかったこともあり、その後あからさまに目が霞むようになりました…。あぁ負担をかけていたんだなーと反省し、コンタクトをやめてなるべく眼鏡で過ごすようにしています。度が弱めのものをかけているので、見ようという意思を持たないとあまり情報が入ってきません。

ふと、これってどんな情報でもそうだよなと思いました。自分の受け入れ体制(見ようという意志)ができていないと、スルーしちゃう情報がほとんど。しかし、意志があると面白いくらい情報が入ってきます。私はちとせで働き始めてから、入ってくる情報の種類も量も全く変わりました。世の中を見る目も変わり、興味の幅が広がっていることを感じます。

ただ、情報の渦に巻き込まれて疲れたときは、見えにくい眼鏡さえもはずしてゆっくり休むのもいいんじゃないかなと思います。

猛暑が続いていますが体調には十分お気をつけてお過ごしくださいね。

次回のHottopicsは9月上旬を予定しております。
ご意見、ご感想、お問い合わせは「news@chitose-bio.com」まで。