ちとせグループでは多様な生き物と向き合っています。このシリーズでは、素敵な色と生き物に会いにいきます。
「かながわサイエンスパーク」(KSP)はちとせグループの主要拠点で多くのメンバーが勤務する場所です。坂本は執筆に行き詰まったり、文献調査でもやもやしたりすると散歩に出かけます。頭をつかう作業をするときには適度に体を動かしたほうが捗る気がするのはなぜでしょうかね。熱中症にならないように帽子と水分を忘れずに持って、KSPの敷地内を散歩します。KSPの敷地内には木が植えられていて散歩すると気持ちがいいです。散歩するときはもちろん生物を観察します。6月に散歩をしていた時なのですが、生垣を見ると秋ではないのに葉が赤く色づいていることに気が付きました。
鮮やかな赤はよく見ると生垣の新芽の部分であることがわかります。
6月にこの文章を執筆をしていたのですが、気が付いたらすっかり真夏の7月末になってしまいました。生垣は緑色になっています。
カナメモチ
・学名:Photinia glabra
・分類:被子植物 > バラ科 > カナメモチ属
・生息:日本、中国、東南アジア
新緑といえば優しい黄緑色をイメージしますが、カナメモチのように赤い若葉を持つものもいます。若葉にアントシアニンと呼ばれる赤い色素が含まれるためです。
赤くなる理由についてはまだ十分にわかっていませんが、虫に葉が食べられにくくなる効果があるといわれています[1]。
「これから成長していくぞ!」という意思表示かのような赤い芽吹きの色を見るとこちらも元気になります。
ところで、ちとせのコーポレートカラーも力強い赤。ちとせレッドです。
ちとせのVision Image
『ちとせグループを象徴するちとせレッド。それは、地球とそれを支える生物のもつエネルギーと、それを生かそうと新たな取り組みを続けるちとせという会社から湧き出るエネルギーそのものです。』
◆Vision |バイオベンチャー企業群 -ちとせグループ-
https://chitose-bio.com/jp/vision/
これから成長していく新芽の赤い色からは華やかというよりは力強さを感じます。ちとせレッドと新芽の赤い色は力強いエネルギー溢れる色です。
坂本の個人的な赤色のイメージはリンゴやイチゴなど果物、エビやタイなど海産物など「おいしそうな色」です。赤色のものっておいしそうに見える……。ちとせのVision Imageの第一印象は「リンゴみたいでおいしそう」でした。
まだまだ暑い日が続きますが、おいしいものを食べて元気に頑張ります。
[1]Dominy NJ, Lucas PW, Ramsden LW, Riba-Hernandez P, Stoner KE & Turner IM (2002) Why Are Young Leaves Red ? Oikos, 98(1): 163–176.