生き物たちの力を借りて豊かな未来をつくるバイオベンチャー企業群、ちとせグループ。
このシリーズでは、企業という有機体を構成するひとつひとつの細胞である「ひと」にフォーカスを当て、ちとせの全体像を描いていきます。
初回は、2021年に新卒で入社された切江さんに、どんな思いでちとせに入社をされたのか話を伺いました。
切江志龍(きりえしりゅう)
Tech & Biz Development Div. 所属/2021年4月入社
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士(農学)
ちとせ研究所データサイエンティスト。データ解析やシステム開発に携わる傍ら、バイオエンジニアとして、バイオ生産やMATSURIプロジェクトに従事。入社3年目の現在、守備領域を広げながら日々新たなプロジェクトに挑戦する。
生き物と一緒に社会を回す
学生の頃から生き物に関わる仕事をしたいという思いがありました。多くの企業で生き物を素材や材料として扱うなか、ちとせ研究所は生き物と一緒に社会を回す未来を目指しています。どうしたら生き物と一緒に生きていけるか、社会の中でどのような役割を持たせていけるかに正面から挑戦しているところに惹かれ、自分も仲間に加わりたいと思いました。
オンラインでも、ラフな繋がりを大切に
入社してからは在宅が多いものの、毎週チームでオンラインミーティングをしています。誰が何を話す等は細かく決めず、その時々で気になっていることや困っていることなど気楽に相談する場となっています。解析チームでは自分の生物学や統計の知識を提供したり、逆に仕事の進め方についてフィードバックをもらったり、ラフに情報交換する場というのが、意外と大切なことだなと感じます。
入社半年でプロジェクトを
2021年9月頃、バイオテクノロジーの展示会でバイオものづくりのブースを担当させてもらいました。企画の段階から裁量を任せていただき、展示会当日も代表して話す場をいただくなどし、入社半年ながら大きな仕事を任せてもらったと実感しています。仕事の責任が一段階重くなったタイミングでした。
個人の才能を掬い上げる、ちとせの社風
働く中で楽しいと感じるのは、普段の業務や学問の専門とは別に、個人の才能、関心事に着目してもらい、それを仕事に応用できる点です。私はもともとアートやデザインに関心があるのですが、昨年の展示会ではそんな自分の側面を掬い上げてもらい制作物を披露したこともありました。本来の業務だけでなく、その周辺に広がる部分について様々な人から頼ってもらえたり、声をかけてもらえたりし、そこにも面白味ややりがいを感じます。
2年目も10年目も、飽きない毎日
入社して2年目(※)になりますが、毎日新しいことに遭遇し刺激的な日々を過ごしています。先日、先輩も「入社10年ぐらいたつけど、毎年やることが違うから全く飽きない!」と同じことを言っていたのが印象的でした。私は2年目なので新しいことが多いのは当然ですが、10年以上続けている人にとっても同じというのは、ちとせという会社が変わり続けているからだと思います。特に今、ビジネスとして大きく成長する段階で、会社が目指すものを常に自分ごととして感じ取ることができる。これは面白くもあり、同時に、そこに付いていかなければいけないという責任感も感じています。
※インタビューは2022年に行われたものです。
応募を考えている人へのメッセージ
「具体的にこれをやりたいからちとせ」というのは意外と無くてもいいのかもしれません。むしろその先の目指すビジョンの方が大切で、自分の場合は「生き物と一緒に文化を作る」という世界観に惹かれて入りましたが、頭の片隅にそういった景色を描ける人にこそおすすめの会社かなと思います。不安なこともあると思うのですが、入ってみれば案外なんとかなるという会社です。自分の生き物として勘を頼りに、ぜひ飛び込んでみる価値はあると思います!
インタビューの様子は、こちらからもご覧いただけます。
vol.1:ちとせのひと Vol.1 切江志龍 ~生き物と一緒に文化をつくる~
vol.2:ちとせのひと Vol.2 江口知輝 ~肉眼に見えないもので、世界を変える~
vol.3:ちとせのひと Vol.3 林愛子 ~夢物語じゃない~
vol.4:ちとせのひと Vol.4 山村芳央 ~選んだ道を正解にする~
番外編:番外編:ちとせのひとびと
vol.5:ちとせのひと Vol.5 山本安里沙 ~全員が主人公、尖っていても調和する~
vol.6:ちとせのひと Vol.6 片岡陽介 ~エボリューションの中で生きている~
vol.7:ちとせのひと Vol.7 坂口航平 ~ぶつからず、補い合う~
vol.8:ちとせのひと Vol.8 浅野真子 ~ひとつひとつが千年先に繋がっている~